現役PT
「理学療法士として働いているけど、もっと年収上げたいなぁ。同じ場所で働き続けるか、転職した方がいいか悩むなぁ」
このようなお悩みにお答えします!
このブログを読んでくださっている方は、理学療法士の年収や働き方に関心を持っていたり、漠然とした将来の不安に対して何らかの解決策を探しておられるのでは、と思っています。
私も家庭がある以上、一定程度の収入を得ることは重要なミッションであり、死活問題です。
なのでスキルアップ+転職で年収を着実に上げていきました。
その経験をもとに、理学療法士の年収ロードマップの1例をお伝えします。
ちなみにこの記事を書いている私(@omusubi09sg)は、下記の経歴の持ち主です。
- 現役理学療法士15年目で妻子あり
- 病院、大学、企業での勤務経験あり
- 自分のスキルを活かして確実に年収を上げてきた
5分後には、理学療法士として働くあなたの年収に関する悩みが解決します。
それでは、本文にいきまっしょ〜!
年収上げるなら「リスキリング」と「転職」!
結論から言います。理学療法士が年収を上げたいのなら「リスキリング」と「転職」が一番の近道です。
最近よく聞く「リスキリング」ですが
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」
と言われています。
引用:リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流ー(経済産業省資料)
ビジネス分野を中心に取り上げられているトピックですが、医療業界、ひいては理学療法士にとっても重要な視点であるのは間違いないです。
私の年収ロードマップを振り返ってみると、リスキリング→転職の繰り返しでした。
以下にその詳細を公開します!
この記事では特に病院勤務時代のロードマップを示します。 (大学勤務時代や企業勤務時代のロードマップは別記事にまとめます)
私の年収ロードマップ(病院勤務編)
病院勤務時代:新人〜主任クラス
- 年収 350〜450万円
- 臨床業務メイン。ひたすらインプット(勉強会参加、学会参加)
- 認定PTや呼吸療法認定士などの資格を取りまくる
新卒から主任になるまではひたすらに臨床とインプット(勉強会や学会参加)の繰り返しでした。
当時は臨床経験豊富な先輩があまりいなかったので、外部の勉強会にめちゃくちゃ参加してました。
多い時は毎週参加してたので、よく勉強会貧乏になってました笑。
さらに認定理学療法士や呼吸療法認定士、徒手スキルの資格など、関心のある領域の様々な肩書きを取得してました。
おむすび
「新しいことを学んで、患者さんが良くなることがモチベーションだったなぁ」
リスキリングの視点では
- 臨床以外の仕事を積極的に引き受けた
- 大学院に進学した
この2点です。
臨床以外の仕事は、学部時代の先生から学会の運営スタッフや共同研究者としての参画、障害者スポーツの帯同など多くの仕事を引き受けていました。
大学院修士課程の進学は、患者さん個人だけでなく、もっと集団(地域住民)に対して関わりたいなと思ったことがきっかけです。 当時は理学療法士として臨床以外にも色んな仕事があるんだなぁと思っていました。
これらに共通していたのは
- 人脈やネットワークが広がった
- 理学療法士としての職域を拡げることに関心を持ち始めた
ことです。
勉強会や学会参加のときもそうでしたが、懇親会や知り合いの紹介などで理学療法士だけでなく、医師、義肢装具士、保健師、行政職員の方々とのネットワークを広げることができました。 人との繋がりは私の理学療法士人生でとても重要な財産です。
病院勤務時代:課長クラス
- 年収 500〜550万円
- 臨床20%、会議や委員会への参加50%、後輩指導・マネジメント30%
- ひたすらアウトプット(勉強会講師、学会発表、論文執筆)
- 学会発表や勉強会で知り合った人とのネットワークをきっかけに勉強会の講師依頼を受けることが増えた
- 勉強会の講師+学会発表や論文執筆を続けていたら、出版社から論文の執筆依頼(報酬あり)を受ける
課長クラスまで上がってくると、これまで積み上げてきたリスキリングが活きてきます。
- PTや義肢装具士、ケアマネなどを対象にした講演
- 学会でのシンポジスト、講師
- 勉強会やセミナーの講師
- 論文の執筆依頼
これらはすべて報酬をいただくものなので、単純に職場以外の年収も上がりました。
報酬は依頼元や内容によって幅が大きいですが、ざっくり5,000〜30,000円/件です。
この時のリスキリングは
- 大学院(博士課程)に進学した
です。
大学院博士課程に進学した理由は、「将来的にPTの教員になるには必須だと言われていたから」です。
この頃に結婚、出産といったライフイベントが重なったので将来の働き方を真剣に考えていました。
選択肢の一つに「教員になる」ことがありました。
学部時代の先生に相談した時に
「臨床だけよりも教員の方が給料は良いよ、その代わり大変だけどね」
と言われたことがきっかけでした。
今ではPTの教員になることはあまり考えていません。 (その理由は別記事で書きたいと思います)
ただ、大学院(博士)で疫学・公衆衛生学の専門的なドメイン知識やデータ分析スキルを学ぶことができました。 (あえて、身についた、とは言いませんが笑。)
まとめ:何事もまずはチャレンジしてみる
以上、病院勤務時代の年収ロードマップをお示ししました。
理学療法士としての仕事って患者さんへのリハ(臨床)だけじゃないんです。
新しい仕事にチャレンジすることもリスキリングです。
その行動自体があなたの価値向上につながり、結果的に年収アップへとつながるものであると自信を持って言えます!
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!! ^ ^